From CEO

第16回 2016年 新年のごあいさつ

アルベリーアジア 増井 哲朗


皆様 明けましておめでとうございます。
新しい年を迎えて、気持ちも新たにいろいろなご計画をお考えのことと思います。


本年も、皆様のタイ進出について、私どものお手伝いが、
少しでもお役に立つことを願っています。


さて、新年と言えば年賀状の交換が恒例です。
最近ではメールで済まされるという方も多いと思います。


私がENKEIのタイ法人で働き始めたのが、1995年9月ですから、20年前の話になります。
当然、年賀状はタイから発送するのですが、せっかくタイから航空便で送るのに「謹賀新年」だけではもったいないように思いました。


そこで、18年前からは、アジア各地で感じたことを「アジア通信」というような体裁で、近況とともに送るようになりました。


A4一枚の内容ですから、多くのことをお伝えできるわけではありませんが、「家族で読むのが楽しみ」とのご評価を励みにして、気づけば18年も書き続けてきました。


そんな訳で、私の知人・友人向けの年賀状ですので、決して万人向けでないことをお断りした上で、新年の賀詞として皆様にお届けしたいと思います。


皆様の今年のご多幸を心からお祈りいたします。

 

「2016年 年賀状」


新春のお慶びを申し上げます。
皆様穏やかな新年をお迎えのことと思います。


当方、昨年は充実した年であり、また大きな決断の年でした。
コンサルタント事務所を構えて5年目を迎え、お客様も増え、従業員も30名になろうとしています。
お客様からのご要請に応えるために、年末12月25日に新しいオフィスに移転いたしました。
今度の場所はスクンビット通りsoi6という繁華なところで、日本で言えば新宿/渋谷/池袋という感じでしょうか。
ですから、今年は、私にとっては気持ちの引きしまる、新年=新オフィスという幕開けとなりました。


私が、長く暮らすタイの社会も大きく変わって来ました。昨年は70万人のタイ人旅行者が日本を訪れています。
わが社でも、女性スタッフ2名が日本旅行をしました。本人達も「まさか、自分が日本旅行できるようになるとは」と言って出掛けたわけですが、大変な日本ファンになって戻ってきてくれました。


感想を聞くと、まず都市の大きさに圧倒されたようです。
大阪があんなに大きな都市とは!考えてみるとタイではバンコクに次ぐ第二の都市はチェンマイ、確かにぐっと田舎になってしまいます。
ですから、日本の政令指定都市が20都市もあるという、国全体のバランスの取れた発展というのが理解しにくいのだと思います。


それと、やはり自然の美しさ、機上から富士山を見ることができたのは幸運だったと思います。
雲の上に顔を出す富士山の頂をずっと見ていたとのことです。夕刻とのことですから、いっそう美しかったと思います。


新幹線にはやはり驚くようです。とにかくその正確なことに脱帽という感じです。
「あんなに正確に運行されていたら、日本人は遅刻したときにどういう言い訳をするのですか」と問われて、確かに、タイでは「交通渋滞で・・・」で言い訳は終わるので、正確に運行する車両はタイ人には困りものです。


一回で終わらず、その後何回も日本を訪れる、いわゆるリピーターが多いのがタイ人旅行者の特徴のようです。
私の周りでも、ディープな日本に触れたいというタイ人は日ごとに増えています。
「この間行った函館の魚市場で食べたイカ、美味しかった」「冬の白川郷のライトアップしたところを見たい」
「湯布院もイイらしいね」とエスカレートするばかりです。


でも、これは日本の自然・文化・社会に興味を持ってくれるタイの人達が増えているわけで、嬉しいことです。
もし、皆様が街で「ヌン(1)ソン(2)サーム(3)」と言って写真を撮っているグループを見つけたら、あなたが男性なら「サワディーカップ」女性なら「サワディーカー」(日本語のこんにちは)と声を掛けてあげて下さい。
タイ人親日家がますます増えることと思います。


昨年2月に公園脇のアパートに引っ越したのを機会に、毎朝、公園内を3km程ウオーキングしています。
始めてから6ヶ月経過した折に日本で人間ドックを受診しました。結果は医師も驚くほど全検査値が改善しており、運動することの大切さを再確認しました。
公園ではタイ人はもちろん多くの国の人が思い思いに運動をしていますが、朝8時、夕方6時、ラジオからタイ国歌が流れた瞬間に、全員が運動を止めて直立低頭します。
まるで、時間が止まったような感じです。
また、私が「軍事政権やいろいろあるけれど、まだ、この国は大丈夫だ」と実感する瞬間でもあります。


今年も素晴らしい出会いを楽しみに、アジアの風景の中でひとがんばりしてみます。


今年の平穏を祈ります。
そして、皆様に取りまして、輝かしい年となりますよう、心から祈念いたします。


2016年 元旦  増井 哲朗

 

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